癖毛で太くて多くて真っ黒。
子供の頃から、自分の髪の毛にコンプレックスを持っていました。

友達の、サラサラでまっすぐな髪の毛がとってもうらやましかった。

何しろボリュームが違うんです。
顔の周りに沿うように、すーっと綺麗な縦のラインを描いていて
それは長くても短くても変わらない。
ちょっとばかり手を抜くと、たちまち横に膨張して
アタマの幅が1.5倍くらいになってしまう私の髪とは全く異質のものでした。

自分の容姿が無性に気になりだす思春期の頃なんて、もう悲惨なものでした。
校則が厳しくて、肩につかない長さで切るか、それ以上長い時には縛らなければならないのに
短くすればデカ頭になるし
縛れば縛ったで、お下げは可愛げの無いぶっといものになるし
洒落っ気を出してポニーテールなんぞにしようと思っても
頭の後ろに可愛くくるん、とある「しっぽ」とはかけ離れた「サムライ」になってしまう…

世の流行が気になるお年頃、
お小遣いをためて思い切ってパーマをかけてみては
さらに膨張し、余計に手がかかるようになった自分の頭に
果てしなく落ち込んだこともありました。

そんな私にとって
今や見かけなくなった、薄い板の上に髪の毛をまっすぐ伸ばして貼り付けるストレートパーマは
拷問のように肩が凝るけれど、
コンプレックスを解消してくれる魔法のような方法でした。
頭いっぱいに薄い板をぶら下げて、
これが終われば私はちょっぴり変われるかも知れない、と
何だかウキウキするような、胸が膨らむような気持になったのを
今でも思い出します。

今は技術もグーンと進んで
一度かけたら戻らない「縮毛矯正」のお蔭で、昔のような苦労はしなくて済むようになって
本当にありがたい…

それでも、数か月に一度の「矯正」をしないと
たちまち根元から、相変わらずのウネウネ・ゴワゴワが顔を出して来ます。

はあ…

よく「歳を取ると髪も痩せる」とか「ボリュームが少なくなる」「コシがなくなる」と言うけれど
一向にその気配がない私の髪。

この戦いは永遠に続くのでしょうか?

ファスティング